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耐熱性(200度)、通気性、離型性、耐水蒸気性に優れたフッ素コートメッシュ材を使用し、
今回は趣向をかえて実際に調理を行い、その性能と特徴を紹介してみようと思います。
料理は2品、クッキングシートを使う蒸し調理の小籠包とアウトドアシーンでは定番の燻製(熱燻)作りです。
共に熱を伴い、通気が必要となる料理です。
先ずは小籠包からやってみます。
普段はクッキングシートを使う事が多いのですが、どうしてもシート上に過剰な水滴がおち溜まってしまい、小籠包の皮がふやけたり破れたりといった、トラブルにあった事も少なくはないかと思います。
水蒸気の水滴が溜まらないように、また、くっついて破れないようにするには……💡 そう、メッシュ材を活用してみたら良いのではないか❗❗
どの網が向いているか確かめる為、アラミド繊維にフッ素コートを施した1㎜目のTP-12(当社品番)へ試しに水を垂らしてみた。
フッ素の撥水性で、網の表面に丸い水滴が出来上がってしまいました。
もう少し広め3㎜目のTL-9(当社品番)が余分な水分を通過させてくれそうなので、これを使います。
かなり昔の蒸し器(三代目)ですが、まだまだ現役です(笑)
実際にセットしたところ
普段はこのようにクッキングシートを使われているかと思います。
調理中(比較の為、中央のみクッキングシートを使ってみました。)
出来上がり
中央のクッキングシートの小籠包の裏側の状態!!!!
ふやけ、破れが出来てしまいました。
メッシュ材は底に若干網痕がのこりました。
(目的としていた、ふやけ、破れは無かったので成功です👌)
次は、人気のアウトドア料理、自家製燻製作りです。
燻製は、吊るしたり、置いたりしますが、置きの場合はアルミホイル等をひき、食材を列べます。このアルミホイルの代わりにメッシュ材を活用してみます。
選んだ網は同じくTL-9メッシュ材(丸くしたのは、中華鍋に合わせた為です)
前日から仕込んでおいた、手羽先を燻製にしていきます。
スモーカー(中華鍋)にセット
熱乾燥中(120度)
スモークチップ、ザラメ糖、ピートを準備
雰囲気温度80度から120度間で煙をあてる
途中経過(水滴、脂分を拭き取り裏返す)
約20分後、煙が薄くなり終了
完成した手羽先の燻製です。
使い終わった網(焦げ!?違います、ススでした。洗浄前)
燻製後、スポンジで軽く洗浄すると、ススも綺麗になりました。
カビこんばいをシュッシュして保管します。
カビこんばいスプレー(当社商品)
メッシュを使う事で色づけもまんべんなく行え、食材が熱乾燥によりくっついてしまう事も抑え、繰返し使用出来る優れたフッ素材でした。
注意点として、直火では使えない事です。
活用エトセトラ
干物作り、野菜の水切り、トコロテン、模様付け、フルイ、型抜き、そのほか多数 オーブントースターや電子レンジなどでも使えます。
干物作りなど、乾燥が必要なところには一度お試し下さい。
まとめ
今回は素材紹介を兼ねて家庭料理で活用してみましたが、様々な食品工場、加工現場では既にベルトコンベアーとしてや剥離シート材等、実際の使用が進んでいます。シートタイプや板形状、コーティング、今回のメッシュ材等、様々なかたちで耐熱、非粘着、離型、滑り、高周波(電子レンジ)、通気、耐久性などを求めて使われております。
アイデアは無限です、色々な産業からのお問い合わせも御気軽にどうぞ😆👍➰。
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